水晶体は何故にごる?

なぜ水晶体は濁ってしまうのでしょうか?

水晶体は、クリスタリンという透明なたんぱく質と、ヒアルロン酸という
アミノ酸との結合体からできています。

クリスタリンは、水に溶けやすい水溶性のたんぱく質で、α(アルファ)・β(ベータ)・
γ(ガンマ)の三種類があり、水晶体にはβクリスタリンが最も多く含まれています。

水晶体は外側に行くほど新しくなりますが、これは水晶体に含まれるクリスタリンが、
古いものと新しいものが入れ替わる新陳代謝を行なっているためです。

しかし、他の組織と同様にクリスタリンの新陳代謝の働きも歳を取るほどに衰えていきます。
そのために古いクリスタリンが残って、水晶体は透明を保てなくなってしまいます。

それに加えて、水晶体のたんぱく質が酸素と結びついて
酸化しやすいことも白内障の原因の一つです。

人間の体内では、酸化力の強い活性酸素が常に発生していますが、
この活性酸素が水晶体を変質させることにより、クリスタリンの老化が早まってしまいます。

近年は、白内障と診断される20歳代の若い世代が目立ってきています。
これは、単に水晶体の老化だけでは説明できません。

その背景には、現代社会の生活習慣が変化していき、
体内での活性酸素の増えすぎが問題があることの裏づけにもなります。









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