黄斑変性症
アスタキサンチンの効果には、網膜の酸化を抑えるため、
視野がゆがむ黄斑変性症にも期待ができます。
網膜の中心部にある黄斑部が変質して、視野がゆがんだりぼやけてきたりする
黄斑変性症という病気は、放置すると失明してしまうこともあります。
この黄斑変性症も活性酸素が一因とみられています。
黄斑変性症の予防や改善にはアスタキサンチンが非常に有効と考えられています。
アメリカのイリノイ大学で、ラットでの実験が行なわれました。
２つの群に分け、片方にのみアスタキサンチンを注射してから、
両方の群に強い光を当て続けるという実験です。
その結果、アスタキサンチンを注射しなかったラットは網膜の層が薄くなったのに対して、
アスタキサンチンを注射したラットは、網膜の厚みが、
健康なラットとほとんど変わらなかったそうです。
これは、アスタキサンチンの効果として、目の血管を通じて網膜に入り、
活性酸素の害を抑えたことを証明しています。
